風のダンデライオン 銀河のワールドカップ ガールズ 感想
風のダンデライオン 銀河のワールドカップ ガールズ (銀河のワールドカップ)
理想のプレイスタイルはスピードスター。それが小学5年生のサッカー少女、高遠エリカの信条だった。でも、所属していた女子チームは解散してコーチも仲間もいなくなり、練習相手を探すのもひと苦労。ある日、下手くそなくせに声だけ大きな少年・翼と一対一をしているうちに、なでしこ日本代表の有名選手と出会う。自分たちでチームを作ればいいと言われ…。大人のチームに挑む小学生たちの物語。
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銀オフ原作扱いです。主人公はエリカ。エリカの一人称でページ数も少なく読みやすいです。
アニメと違うのはエリカちゃんが関西弁ではないこと(笑)もちろん下手くそ男子は「翔」ではなくて「翼」。
3つ子を誘って新東京FCローサと試合する流れはアニメ準拠。みんなでケーキ食べに行ったり、ミニバスのクラブに誘われて迷ったり、アニメには出てこない描写もたくさんあります。
ケーキのシーンは絵で見たいなぁw竜持可愛いよ。
何より特徴的なのは小学校高学年女子だからこその悩みが主題な点かもですね。
女子というだけで体力的に男子に勝てなくなる、ぶっちゃけ中学生なんかは恐い。
「モテ」「可愛い」が前面に出されて男子と同列の競争をしない最近ではピンとこない小学生も多いのかもしれません。
それでも男女混合チームで頑張ってみようかな、と思ってくれるところはザ・青春小説!ですね〜。イイヨイイヨ!
これから女子サッカーものが増えていくんでしょうね。小説、漫画、アニメ問わず。いずれにせよ小学生時代からスタートすると、このテーマは外せないのかも。
「なでしこ」がジュニア女子の心の支えになり続けてほしいね!
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