ヴィヴァーチェ 紅色のエイ 感想
灰汁色の霧に覆われた街。最下層居住区に暮らす聡明な少年ヤンと豪気な親友ゴドの憧れは、紅色の宇宙船ヴィヴァーチェ号と、伝説の船長ライだ。宇宙へ飛び立つ夢を支えにする2人だが、ヤンの妹が「城」に召し上げられ、消息を絶ってしまう。妹を追うヤンは、突如勃発した軍事クーデターに巻き込まれ、大混乱の中、ヴィヴァーチェ号に瓜二つの船で地球を脱出することに―!?少年たちのブレイブ・ファンタジー、開幕。
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閉鎖された街での二人の少年ーーーNo,6と似たような設定で始まりましたが、時代背景なのか世界に疑問を持ったりといった方向ではなく、世界をいかに受け入れて生き抜いていくか、なのがやはり空気を読むのがうまいプロですね。
世界を変えるのではなく、与えられた環境の中で出来る限りの夢と居心地の良い場所を作る。
ひたむきに生きていくヤンだけど、若干流されがちに見えるのもあるかな(笑)妹のことは仕方ないにしろ、父親の死因を探るべく始めた仕事を放って整備に就くのは流れ的にわかりづらかった…。
現実での仕事だったらスキルアップできるし待遇もいい職場に移るのは当然のことだけど。
ゴドはあれですか、ワンコ系攻めですか。
照れ屋なのが!いいね!!ヤンが誘い受けなんですねわかります!
下巻は間もなく発売〜。単行本の方の感想読むときっちりしたオチはつかないっぽい?そこも相変わらずなのね(分かってて読むから構わないよ!)
ゴドとライ、ヴィヴァーチェ号に何かあるのか、美形の軍人さん、妹…素敵なパーツが残っているので楽しみに待ってます。
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