沈黙
島原の乱が鎮圧されて間もないころ、キリシタン禁制の厳しい日本に潜入したポルトガル人司祭ロドリゴは、日本人信徒たちに加えられる残忍な拷問と悲惨な殉教のうめき声に接して苦悩し、ついに背教の淵に立たされる……。神の存在、背教の心理、西洋と日本の思想的断絶など、キリスト信仰の根源的な問題を衝き、〈神の沈黙〉という永遠の主題に切実な問いを投げかける長編。
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珍しく名作など。
バチカン奇跡調査官のロベルト&平賀だったらどうするかな?と想像しながら読む高度な遊び。
閉じ込められたら隠し部屋がなくてはならないし、彫られた文字は暗号でなければならぬ。
バチ官の天草編を読み返しました。