陳情令 50話(最終回) 忘羨 感想
#50 忘羨(最終回)
ネタバレにご注意ください
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曦臣に刺される金光瑤!聶懐桑の言葉に騙されて……騙されていたのは金光瑤も同じ。10年以上も知らぬ存ぜぬで通ってきて誰も聶懐桑を疑わなかった。
曦臣がショックなのは騙されたことより自分が金光瑤を信じきれなかったことよね……
「あなただけは傷つけようとは思わなかった」
あらゆる悪いことをしてきたけど、曦臣に見せていた一面までも嘘だと断じていいのか?白と黒だけではないと言ってた自分が。
金光瑤も覚悟を決めたのか自分の血で封印を解いて堂が崩れはじめてしまう。
曦臣に「一緒に死んで」とお願いするものの、曦臣が了承した途端に突き飛ばす……。金光瑤にとって曦臣が命を掛けてくれた、その決断だけで満足だった。曦臣にもらった自信とともに天敵の聶明抉のところへ…きっと聶明抉は金光瑤のことを許さない。
許さないけど、精一杯、自分はこうすることしかできないのだ、誰もがあなたのように真っ直ぐ強くはあれないのだと主張しにいくのでしょう。
内部は崩れてしまいました。
曦臣は金光瑤がわからない…誰よりも理解してたと思ってたのに、複雑すぎて分からなくなって辛いよね😭 本当に襲おうとしてたのかすら分からない……。
金光瑤は曦臣のいい意味でのお坊ちゃんなところに救われていたのかなあ。育ちの良い人はいい人。
出身なんか関係なく声を掛けてくれて、損得抜きで与えてくれた人で自分から何も奪わない人。
曦臣みたいにこんなに綺麗でいられたら良かったのになんて憧れていたりして……絶対に傷つけたくない大事なものだったことは間違いないね。
魏無羡の腕の傷が消えて呪いが終わりました。 金光瑤は死んだのです。第1話で4本あった傷が最終50話にして全部消えたなんてエモ~~!
仙子が皆を連れて来てくれて賑やかになりました。欧陽子真くんが魏無羡の心配してくれててほんと素直でいい子だ~もっと掘り下げて活躍してほしい(笑)
崩れた跡には金光瑤の帽子が落ちてました。ずっと帽子を被ってた意味……拾った聶懐桑にも、誰にも分からないのです。
母親に君子は身なりもきちんとしてなければと言われて育てられてきた、その思い出と決意とが込められた帽子なのですがそれを理解してくれる人はどこにもいない。
義城編でも薛洋が黒ずんでしまった飴を大事にしてましたが、その意味は誰にも知られなかった。
どんなに何かを求めても、正しくあらないと理解してくれるたった一人も手に入らない……。帽子も飴も本人にはすごく大事なものなのに周りにいる人にはゴミなんですよ、切ない………でもそれが罰なのかなあ。
原作だとこの後、曦臣お兄ちゃんはショックでしばらく雲深不知処でこもってちょいポンコツになってしまうのだけど、時間が癒してくれるみたいです。
魏無羡と含光君がいないことに気づいた金凌ちゃん。江澄に出ていったことを伝えると…追いかけるなと冷たい態度!しかし我らが金凌ちゃんは以前のペースを取り戻し外叔父さんに言い返すのです。
そんな態度だから出ていっちゃうんだぞ!
その通り!!!😂よく言ってくれた!
……魏無羡に話したいことがあったのではないかと甥っ子は気づいてたのです。
16年前。両親が殺されるのを目の当たりにして蓮花塢逃げたした後、魏無羡を庇って温氏を引き付けたのは江澄でした。
「達者で」「姉を頼む」
ひょっとしたらもう会えないかも、そんな覚悟で温氏に捕まっていたなんてー😭 温寧に、魏無羡みたいに誰かを助けることはできないだろって言われてたけどそんなことはなかったのよ……家族限定なだけで……。
そしてあの時と同じ言葉を魏無羡に贈ります。
「達者でな」
も~~~!!!(号泣)
元気でいてくれればそれで良い。また会うこともあるだろう。雲夢に、という望みは諦めた。全てを含んでの「達者で」の訳に完敗ー😭(多保重は小心と違ってしばらく会えない場合の「気をつけて」。ご自愛ください、とか身体に気をつけて元気でねみたいなニュアンスが欲しいところに「達者で」って、その翻訳センス素晴らしい~ありがとう😭)
観音寺から離れた二人を思追と温寧が追いかけてきました。ここで全部思い出した思追が告白。温氏の生き残りの阿苑、藍忘機が密かに助け出して藍氏として育ててました。
…子供が生き残っていたっていうのは本当に心が救われることだと思う……たった一人だけど藍忘機のあの時の精一杯の努力と16年の誠実さの表れだよね。
思追と温寧を見送った後、俺たちもさて、どこにいこうか? 世俗を離れて旅することを当然と思ってる魏無羡に………藍忘機は行かない!💦えっ何で!?やっと片付いたのに二人きりにならないの?
申し訳なさそうにうつむく藍忘機と、悲しさを耐える表情がたまらない魏無羡。じゃんじゃん演技上手くてほんと好き……。
数日後なのか、山の上で別々の方向に歩き出す二人……天下すべてが家だから、だから離れててもずっと一緒。あの曲の名前だってもうとっくに考えてある。
数ヶ月後(1年は経ってないと勝手に思ってる)、雲深不知処の滝の上に戻ってきた魏無羡。笛を吹いていると「魏嬰」懐かしい声が…!!
藍忘機と二人で雲深不知処に戻ると聶懐桑が来てました。諸々の黒幕なのはバレてますが、このタイミングで魏無羡をよみがえらせてくれたのも事実。莫玄羽は犠牲になっちゃったけど……聶懐桑が直接殺したわけではないし。お互い様で藍忘機も責めることはしないみたい(仲良くもしないけどw)
なんと、藍忘機が仙督になってました!清談会に参加したこともなかったような含光君が!世俗的なことに自ら名乗りをあげるとは。
魏無羡と一緒にいかなかった理由はこれでした。曦臣がショックを受けてて支えたいのもあったと思うのですが、やっぱり魏無羡と一緒にいることで藍忘機も成長したんだろうなあ。自分にももっと出来ることが、弱きを助けることができると思っての決断だとしたら格好良すぎ…!💕
滝での「忘羨」合奏。「さすが含光君」に対して「さすが魏嬰」と ちょっとした軽口で応じる藍忘機ー!!💕💕
この余裕さ!!と二人の距離感が最高です😆💕
金光瑤という仙督が大スキャンダルでいなくなった後は大混乱、後始末が大変でしょう。無傷の藍忘機が仙督を引き受けて処理。その間、こういう仕事に向かない魏無羡を旅に出させておく。
3ヶ月~半年くらいで落ち着いた雲深不知処に準備万端でお迎え。
………完璧すぎる!!藍忘機のスパダリが光る納得のエンディングでした😆💕
魏無羡も、江氏を支えることはできなかったけど藍忘機を支えることはできる。雲深不知処を拠点にして、夜狩や子供たちに術を教えたり音楽を教えたり……きっと自分向きな仕事をさせてもらえて生き生きできるのではないかな😊
「二人はいつまでも仲良く暮らしました」
幸せなEDをありがとうございました💕
実はこのラストシーン、中国版とは違うんです!👀オリジナルは、
滝での合奏→聶懐桑との会話→山での別れ→笛を吹いて振り替える魏無羡。笑顔でエンディング。
中国版だと諸国漫遊しながら夜狩を続けて、時々雲深不知処に帰ってきてそれぞれがお互いにやるべきことをやっている。でも心はずっと一緒だよ、な余韻の残るものになっていました☺️ 個人的にはこちらのEDも好きです✨
やっぱり冒険譚は好きだし、特に陳情令の魏無羡はちゃんとした大人の男性なので(笑) ずっと同じ家に住むのは耐えられるのかな?みたいな心配がw💦
3ヶ月くらい旅して路銀が尽きたら雲深不知処に戻ってくる、そんな生活も似合っててカッコいいなと思ってます。
日本版のスパダリ藍忘機なら、魏無羡が旅に出たそうな時にはさりげなく夜狩の予定なんかを持ってきて「行ってらっしゃい」してくれそうですねぇ😁
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全50話の個人的な感想文にお付き合いいただきありがとうございましたー!ラクガキも全部に付けることができたし、満足満足😆
今はTwitterでの実況感想が主流ですが、これからレンタルや再放送、BDなど時間差でハマった方たちに少しでも陳情令を楽しんでもらえたら嬉しいです☺️
次は9月のアニメ「魔道祖師」感想文でお会いしましょう✋❤️(予定)